【神戸市長田区】長田区とTSUKUMO社が事業連携協定締結、長田は「ビーチサンダルの発祥の地」だった
世界中で愛されている、『ビーチサンダル』。
その『ビーチサンダル』の発祥が「神戸市長田区」ということはご存じでしょうか?
いまから約71年前、長田区の菅原通にあった「ゴム製造企業」が1950年代に製造した「ゴムでできた草履」=ビーチサンダルのはじまりだとされています。
こちらは長田区の新湊川沿いにある「わが国ゴム工業勃興の地」の碑です。
ビーチサンダルが国内で製造され、瞬く間に世界的な商品となりました。
その後、レジャーの多様化による需要の減少や、人件費の高騰による生産拠点の海外移転などにより、徐々に長田区での生産量は減少。
さらには1995年、阪神・淡路大震災により区内のビーチサンダル製造は途絶えたようです。
そんな中、「株式会社TSUKUMO」社の中島氏が、長田区や近隣のビーチサンダル製造に関わる職人たちに声を掛、2013年、およそ20年ぶりに国産ビーチサンダルの復活を遂げたようです。
現在、「株式会社TSUKUMO」さんは国産のビーチサンダルを常時製造・販売する唯一の企業となっているようです。
2021年3月12日(金)、長田区役所は「株式会社TSUKUMO」と事業連携協定を締結。
ビーチサンダル発祥の地としての知名度向上と、新型コロナウイルスの影響を受けるものづくりの現場を活気づけるため、各種事業を連携して実施していくこととなったようです。
2021年3月12日(金)から4月16日(金)に「第1回ビーチサンダルデザインコンテスト」が開催されました。
集まった94点から3種類のデザインを選び、夏に商品化するようです。
ビーチサンダル発祥の地としての長田区の知名度を向上させたいという趣旨に賛同した長田区のデザイン事務所・一般社団法人DORの主催により2021年4月13日から5月28日まで実施しているそうです。
クラウドファンディングを通じ、長田とビーチサンダルの物語を全国の方に知ってもらい、長田に訪れてもらうことを目的としているようです。
世界へ広がったように、「Maid in nagata」が、改めて世界に広がってほしいですね(^^)/