【神戸市周辺】夢灯す、光の彫刻『令和3年度 神戸ルミナリエ』が2年連続の開催中止へ
毎年12月に開催されている光の祭典『神戸ルミナリエ』が公式サイトより中止が発表されました。
『神戸ルミナリエ』は、阪神・淡路大震災で被災した犠牲者への鎮魂の意を込め、神戸の街の復興と再生へ夢と希望を託し、東遊園地周辺で行われているイベントです。
震災があった1995年の12月に初めて開催し、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに、神戸の希望を象徴とする行事として毎年開催されています。
新型コロナウイルス感染症により、2020年は中止されましたが、本年2021も中止が発表されました。
リンク/「令和3年度 神戸ルミナリエ」開催中止のお知らせ(神戸ルミナリエ組織委員会事務局)
開催の中止理由は下記の通りです。
ワクチン接種が進む中、新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息を願うところであるが、今年(12 月)において、従来どおりの「神戸ルミナリエ」を安心して開催することができる状態になっているとの見通しを持つことは難しく、昨年度に引き続き、以下の理由から感染拡大防止を優先すべきと判断して中止をした。
① 例年、多くの来場者にお越しいただくことから会場内外が非常に混雑している。
このたびの事態を受けて規模の縮小などを検討してきたが、来場者の安全を確保した上で本来の趣旨に沿った行事を開催することは困難であると判断したこと。
② 作品の制作においても発注から会場への設置まで数か月を要することや、作品を会場に設営するイタリア人職人の日本への入国の可否も現時点では不透明であり、発注後に取消をすると多額の費用が発生することが予想されることから、現時点で判断するもの。
※記者資料提供(2021年6月22日)より
2020年は『神戸ルミナリエ』が中止でしたが、東遊園地の芝生広場で「カッサアルモニカ」のみ展示していました。
2021年も『神戸ルミナリエ』の灯を絶やさないために、三密回避に配慮した代替え行事を検討しているようです。