【神戸市長田区】2024.2.3(土)長田神社で長田神社古式追儺式が行われます。一年の家内安全・無病息災を願って鬼達に会いに行こう!
2024年2月3日(土)は節分。長田神社では恒例の長田神社古式追儺式(こしきついなしき)が行われます。一般に”鬼は外、福は内”の掛け声のごとく、鬼は災いをもたらすとして嫌われ役なのですが、長田神社古式追儺式に奉仕する鬼達は全く逆。
長田大神の代理として化身の姿となり、神に代わって諸々の災・罪をはらい浄める。鬼の踊りは、清々しく心安らかな新年を迎え祈る「お祓いの神事」だそうです。
神事の始まりは室町時代、約650年前から始まったとのこと。昭和45年に兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されています。
ところで神様の代理である鬼達ですが、代々長田村(現在の長田町)の方が務めていると、長田神社の広報担当の佐々木さんに教えていただきました。鬼に太刀を渡す役目の潔清を子供の時に務め、その後鬼として奉仕される方も多いそうです。奉仕者である鬼達は井戸水を何度も浴びて練習を重ね、当日早朝には須磨海岸で海に入って身を清めます。
松明(たいまつ)の燃え立つ炎で種々の災いを焼き払い、太刀で寄り来る不吉を切り捨てます。
最後に一年を現す「鬼の餅」を打ち割る「餅割(もちわり)神事」を行い、冬(悪いこと)が終わり、春(良いこと)が来ることを喜び祝い終わる。参拝者は松明の灰を身に受けると厄除けが、また松明の燃え残りを家の入り口につるして除災害招福に、餅花を食べて無病息災・家内安全を願うそう。
「長田神社の古式追儺式は有名人が来て豆まきをするわけでもないので、派手さはないけれど、地元の皆様の健康と幸せを願って代々受け継がれてきた神事。しっかり奉仕したい」鬼を務めていらっしゃる方のまっすぐな気持ちが伝わってくる一言です。
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