【神戸市長田区】伝統と感謝の心を学ぶ。宮川小学校4年生対象に長田神社古式追儺式についての課外授業が行われました。

本日2024年2月3日(土)神戸市長田区にある長田神社では12:30頃始まる節分祭のあと、13:30頃より古式追儺(ついな)式が行われます。(長田神社古式追儺式の記事はこちら!)

2024.2課外授業の宮川小学校1

これに先立ち、先日神戸市立宮川小学校4年生を対象とした追儺式講座が行われ、こちらを聴講させて頂きました。講師は長年鬼役を奉仕されていらっしゃる吉岡氏と吉川氏のお二人。ご近所の長田小学校と池田小学校でも同様の講座を行っているそうです。”地域に伝わる伝統行事を地域の子ども達に伝え、知ってもらいたい。次の担い手にと願う”このような思いから15年間続けていらっしゃいます。

2024.2課外授業の宮川小学校4

モニターを使っての解説はとても分かりやすく、終始みんな耳を傾けていました。

2024.2課外授業の鬼面3

まずは鬼の初耳学から。鬼は悪ものではなく、神様の使いの良いものであること。そして総数7匹の鬼は実は家族であることなど、子ども達が親近感をもてる内容からのスタートでした。

2024.2課外授業の宮川小学校3

時折クイズも交えながら、子ども達が参加しやすい工夫も。その後儀式に欠かせないお餅や鬼の踊りの話へと続き、大人の私も大変興味深くお話しを聴かせていただきました。

2023.2長田神社古式追儀式の鬼6

画像提供:長田神社

子どもたちの反応が一番大きかったのは、追儺式の当日、鬼役の方々が身を清める儀式についてでした。普通の人間が神(鬼)に変わるために必要な過程とのことですが、真冬の早朝に井戸水を何度も浴びたり、須磨海岸の海に入ったりと、まさに行(ぎょう)の名にふさわしい光景。

2024.2課外授業の宮川小学校5

ただ、この行(ぎょう)があって「何でも出来る」と思える強い心が鍛えられた!と、話されていたのはとても印象的でした。最後に将来鬼を奉仕してみたい人は?の問いかけに、5人の手が挙がり…しかし、後ろから見ている印象ではありますが、恥ずかしくて手を挙げなかっただけで、実は多くの子ども達が同じ思いだったのではないかと感じた次第です。

2024.2課外授業の神輿1

その後、場所を移して長田神社の宝物庫に。貴重なお神輿や鬼の面を神主の佐々木氏の解説と共に見せていただきました。

2024.2課外授業の鬼面2

伝統を守りながら、地域の活性化をはかることは、今の私達に課されているミッションではないでしょうか。また、人とのコミュニケーション、感謝する心を学びながら、この伝統文化を継承してくれる子ども達が多く輩出されることも切に願った一日となりました。

長田神社はこちら↓

モチャコ

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!

コミュマッチ