【神戸市】今ドキの美女はポップでアート。新しくなった「鉄塔の美女」神戸ポートタワーを訪問！

その美しいたたずまいから「鉄塔の美女」の別名で神戸港のシンボルとして君臨している神戸ポートタワー。2021年9月より耐震化などの補強工事のため、休館となっていましたが、2024年4月26日に晴れてリニューアルオープンを果たしました。リニューアルオープンから一か月余りが経ち、人出も少し落ち着いたことを期待して、先日お色直しを終えた「鉄塔の美女」に会いに行ってみました！外の美しさはそのままで、色は塗り替えられて鮮やかな赤に。訪問日は2024年6月3日、月曜日の平日でしたが、入場券購入に多くの方が並ばれていました。入場時間は予約制となっていますので、可能な方は事前のネット購入がおすすめです。料金は展望階が大人1000円、展望デッキ入場券付きは1200円となっています。低層階(L1～L4)には入場無料で入ることが出来ます。予約入場時間までこちらを散策してみるのはいかがでしょうか。話題のビームス ジャパンはL2に出店しています。店内に入ってまず感じるのは、従来のセレクトショップビームスの品揃えとは違うという事。スタッフの方によると、こちらのショップのコンセプトはとにかく「ジャパン」なんだとか。須磨張り子の姫だるまにポートタワーが描かれています。また、ビームスジャパンとコラボをした商品もたくさん並んでいました。こちらはビームスのネームが入った日本けん玉協会認定のけん玉。玉の色によって若干お値段が違うのも興味深かったです。予約時間に予約券に印字されたQRコードをかざすと、いよいよゲートをくぐることができます。まずはエレベーターでU5(Observatory)に向かい、ガラス越しに神戸の街並みを眺めてみました。精巧につくられたNEW神戸ポートタワーのミニチュアも飾られています。ここから展望デッキへは階段での移動となります。この日はさわやかな天候だったこともあり、屋外の展望デッキでは最高に気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました！地上高108メートルという神戸ポートタワーの高過ぎない高さに、神戸の街のリアリティを感じることが出来ます。囲いにBE KOBEのシールが何箇所か貼られており、日光の反射で地面にも映り込む仕掛けとなっています。眼下には本家本元のBE KOBEが見えます。本日も多くの人が写真撮影の順番を待っているようです。

神戸らしく遊び心のある演出

その後ワンフロア―ずつ階段で展望階のU4からU1まで降りて行くのですが、ここから更に新星神戸ポートタワーの魅力が発揮されていきます。まずはU4フロア、様々な光のアートが繰り広げられている「Brilliance Museum（ブリリアンス ミュージアム)」。こちらのブースでは、地面に一面のデジタルコスモスが敷き詰められていて、歩くところに道が開ける仕掛けとなっていました。ポップな光のゲートを抜けると…触ったところに色がつく、デジタル塗り絵がお目見え。お隣には優しく壁にふれると華やかな花火が現れるブース。子どもはもちろん大人も思わず楽しんでしまいます。続くL3は展望カフェ＆バー「Ready go round(レディ ゴウ ラウンド)」。ゆっくり時間をかけて客席が移動していくため、座ったままで360°神戸の景色を堪能することが出来ます。神戸ポートタワーは23時まで営業しているので(ラストオーダーは22時)、神戸の夜景を観ながらの乾杯も素敵ですね！L2の神戸ポートタワ―ショップを経て、L1にはギャラリースペースが設けられています。時期によって展示企画は変わるようですが、初回は若者に絶大な人気を誇るヨシフクホノカ氏の作品が沢山展示されていました。景色とイラストが自然とコラボしていて、また新たなアートとなっているようです。ノスタルジアを喚起されるレトロポップな作品には「エモい」という形容がピッタリとあてはまります。神戸の街にすっかり溶け込んでいるためか、神戸市民の皆さまの中にも今まで行く機会を逸している方は少なくないのではないでしょうか。外観の美しさはもちろん、アーティスティックな試みがとても新鮮で魅力的な新星神戸ポートタワーは観光客だけに楽しんでもらうにはもったい！そんな場所でした。

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