【神戸市長田区】西市民病院の移転・新築の開設時期が遅れることが発表されました。少子高齢化からみえてくる日本の現状が浮き彫りに

新聞報道によると、市立医療センター西市民病院の移転・新築が令和11年(2029年)から令和13年(2031年)にずれ込むこととなったようです。2024.6西市民病院市民講座2、2024.9西市民病院移転延期1現在長田区一番町にある市立医療センター西市民病院は、地域のみなさんに「西市民」の名称で親しまれ、また頼りにされている総合病院ですが、開院から54年が経過し、施設の老朽化が課題となっています。2024.9西市民病院移転延期3これをうけ、神戸市より令和2年(2021年)6月に駅前開発も予定されているJR新長田駅前の若松公園内に移転・新築する基本方針案が公表されました。
★新西市民病院整備基本構想概要(2022年11月発表)

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鉄人広場と隣接する若松公園

そして今回当初の予定より約二年半後ろ倒しにした理由としては、本年度中の入札と着工に、ゼネコン各社が不参加の意向を発表したことが挙げられるようです。全国で大規模な建設工事が相次ぎ、職人を確保できない背景があるのだとか。

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若松公園南側のグランド

日本が抱えている社会問題である少子高齢化が職人離れの原因の一つとも言われています。しかし皮肉なことに、その高齢化が進むため、高度な医療施設が必要という現実もあります。このジレンマをどのように埋めていくのか…西市民病院の移転の開発時期が遅れる問題は、現在の日本社会が抱えている課題が縮図として浮き彫りになった例ではないでしょうか。

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モチャコ

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