【神戸市兵庫区】ただいま「サイバー・セキュリティー月間」。神戸新開地・喜楽館で楽しく防犯について学んでみた

近年大きな社会的問題になっている「詐欺」事件ですが、令和6年の兵庫県の被害総額は、なんと21億円にものぼったそうです。2025.2防犯落語10そこで詐欺にあわないための啓発運動の一環として、兵庫区では令和元年より、新開地にある「喜楽館」で「兵庫区防犯落語」の寄席を年に1回開催しています。毎回大好評のこちらのイベント、告知からすぐに満席となってしまう人気ぶりです。

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「第六回兵庫区防犯落語」2025.2.9(日)開催

2025.2防犯落語510時から開場でしたが、到着した15分前にはすでに長蛇の列が!2025.2防犯落語6新開地商店街でも、道行く方にも意識を高めてもらおうと、防犯のパンプレットの入った袋が配られています。2025.2防犯落語7もちろん会場内は満員御礼状態。見渡すとやはりご年配の方が多いようです。2025.2防犯落語9まずは兵庫区長の古泉康彦氏のご挨拶からスタートしました。少し堅いお話を想像していたのですが…区長室にも詐欺電話がかかってきたので説教をした!というネタで、会場の笑いを誘っていらっしゃいました。2025.2防犯落語1ご本人曰く「”めくり”まで用意してもらったので、何か面白いことを言いたかった」とのこと。さすが落語のまち兵庫区の区長さんです!それにしても、兵庫区内で昨年の詐欺による被害額が8000万円以上になるとは驚きです。改めてこんな身近に詐欺が横行しているのだと知らされました。2025.2防犯落語12続いて兵庫県警察署の前田夏海巡査長から「電話で詐欺にあわないために気を付けること」をテーマにお話がありました。電話でお金の話が出たら、詐欺の可能性が高い。このことはみなさんわかっているはずですが、還付金という言葉についつい騙されてしまうケースが後を絶たないそうです。関西国際大学の皆さんは、SNSを用いた投資詐欺の実態を寸劇で分かりやすく披露してくださいました。サイバー犯罪については、年配の方だけでは無く、若者も多数被害にあっていると話がありました。2025.2防犯落語3そしていよいよ皆さんお待ちかね、有名落語家さんによる「防犯落語」の始まりです。まずは兵庫詐欺撲滅キャンペーンボーイ(ご本人談)の桂三若氏が高座をつとめられました。終始テンポのよいお話に、観客の皆さんも聴き入っているご様子。笑いの中にわかりやすく詐欺にあわないためのポイントをご紹介下さいました。また最近はカードをだまし取る詐欺が流行っているらしく、まさかと思うような手口に引っかかってしまう怖さを感じた次第です。2025.2防犯落語2桂あやめ氏はご自身の犯罪被害の経験をお話しくださいました。当時ワイドショーでも連日取り上げられていましたが、ご自宅に強盗が押し入った話は、今聞いても背筋が凍るようです。改めて日常生活でも犯罪に巻き込まれないよう心掛けることの大切さを再認識しました。続いて披露された落語は、人間の感情を巧みに操った「国際ロマンス詐欺」について。女性三人のリアルすぎるやり取りに笑いながらも、実際起こりえる笑えない事件といわざるを得ません。2025.2防犯落語8さて令和7年2月1日から3月18日まで「サイバーセキュリティ月間」となっています。各地でも啓発活動が行われることかと思われます。みなさんもこれを機会に、防犯を意識したSNSの利用を心がけてみてはいかがでしょうか。
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モチャコ

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