【神戸市長田区】「旬」を届ける、長田神社前商店街の温もりの魚屋さん。家族で営む「鮮魚惣菜やなぎ」の物語
魚にも野菜と同じように「旬」があります。旬の食材は、味が格別なだけでなく、そのものが持つエネルギーや力強さを私たちに届けてくれます。長田神社前商店街メインストリートを一筋西に入ったところにある「鮮魚惣菜 やなぎ 」。冷蔵ケースに美しく並ぶお刺身や魚介類からも、その新鮮さと力強さがひしひしと伝わってきます。
看板娘の綾さんによると、お店のルーツはおじいさまの代にまで遡るとのこと。かつては室内商店街で、地元の方々に愛される魚屋さんを営んでいたそうです。しかし阪神・淡路大震災で店舗が倒壊。その後「食遊館」内で魚店営業を再開し、12年前に独立して現在の場所に移られました。

左:谷崎綾さん 右:谷崎渉氏
現在はご両親が調理を担当し、綾さんが接客を担当。家族の温もりとプロの技が感じられる、地元に根ざした魚屋さんです。さて、町の魚屋さんならではの楽しみは、今日おすすめの魚や調理法をお店の方と相談しながら、今夜の献立を考えられること。同じ刺身でも、パックに入っている部位が違えば、味や食感の好みも分かれるのだとか。
今が旬のカツオのたたきは、毎朝お店で手作りされている自信作。
小ぶりながらも旨味がぎゅっと詰まった、根強い人気メニューです。
さらに、魚だけでなく、お惣菜の品揃えも豊富。
特に高齢の方が多い地域事情をふまえ、1パックは少量・お手頃価格という配慮も嬉しいですね!
「鮮魚惣菜 やなぎ」は、地域の暮らしに寄り添いながら、日々進化を続ける町の魚屋さん。
お店の前を通るたびに”人と人とのあたたかい繋がり”が伝わってくるようです。
「鮮魚惣菜 やなぎ」はこちら↓