【神戸市長田区】美味しいお好み焼きがワンコインでいいの!?昭和と令和をつなぐ、まちの味と人情の名店「百合ちゃん」
ファミリーマート長田神社前店の南側に佇む「百合ちゃん」。看板にある通り、お好み焼きとたこ焼きの専門店です。
神戸っ子のソウルフードといっても過言ではない、お好み焼きですが、最近では気軽な食べ物ではなくなってきている感があるところに発見したのがこちらの案内。
「えっ、500円⁈」
目に飛び込んできたのは、ワンコインで食べられるお好み焼きの案内。この時代にこの価格…思わず足が止まりました。
店内は広めのテーブル席がゆったり配置され、鉄板から直接食べたい派のための席も完備。
ローカル感あふれる温かな空間が広がっています。
さて、お店を切り盛りされていらっしゃるのが、こちら「百合さん」。お店の名前はご本人のニックネームからつけられたそうです。お話をうかがったところ、平成元年に現在の場所で開業し、なんとお好み焼きを焼き続けて50年とのこと!
「もう年やから、いつまでできるかわからへんねん」と笑う百合さんですが、その手際の良さと笑顔を見ていると、まだまだファンを迎え続けてくれそうです。
今回は豚肉入りのオムそば(650円)を注文。熱々の状態でミニ鉄板にのせられて登場しました。中にはこんにゃくが入っていて、ちょっと新鮮な食感。
テーブルには辛口の「どろソース」と甘口ソースが常備。
とはいえ、麺自体にしっかりと味がついているので、ソースなしでも充分美味しい!
それにしても、壁に貼られているメニューがすべてリーズナブルな価格であることに驚きです。思わず百合さんに理由を尋ねると「みなさんに”安くておいしい”って言ってもらえるのが嬉しいんです。一度のところ、二度目来てもらえたらええしね。」となんとも温かい言葉が返ってきました。近くの長田高校の生徒さんもよく訪れるのだとか。確かに学生でも通いやすい価格とボリュームです。40年来の常連さんもいるという「百合ちゃん」は、まさに地域に根ざした”お母さんの味”を守る一軒。百合さんの人柄と味が、多くの人の記憶と胃袋に残り続けているのがよく分かります。
「百合ちゃん」はこちら↓