【神戸市長田区】650年の伝統。鬼が「神様の使い」として舞う、長田神社の古式追儺式が2月3日に行われます

節分といえば「鬼は外、福は内」の豆まきが定番ですが、長田神社では、鬼に豆を投げてはいけないことをご存じでしょうか。なぜなら、ここに現れる鬼たちは「災いを祓う神様の使い」だからです。

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ただいま長田神社前商店街のプレノ長田1階にて「長田神社古式追儺式」の紹介パネルが展示されています

毎年2月3日に行われる「古式追儺式(こしきついなしき)」は、室町時代から約650年にわたり受け継がれてきた伝統神事。鬼面や太刀、古文書などから、当時とほぼ変わらない形で今も続いていることが分かっており、1970年には兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されています。

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ただいま長田神社前商店街のプレノ長田1階にて「長田神社古式追儺式」の紹介パネルが展示されています

2026.1長田神社追儺式6追儺式に登場するのは、全部で7匹の鬼。実はこの構成、昔の日本の家族の姿を表しているとされています。家長にあたる「餅割鬼」を中心に、妻や子ども、乳母、使用人にあたる鬼たちが登場し、まるで一つの家族のような関係性が描かれます。主役の「餅割鬼」は、ほかの6匹すべての鬼を経験してからでなければ務められず、子どもの頃から参加し、大人になってようやく辿り着ける役だそうです。地域ぐるみで伝統を守り続けてきたことが伝わってきますね。

2026.1長田神社追儺式7当日の早朝、鬼役の人々は須磨の海で身を清め、神社で鬼面とご神火を授かります。午後1時30分、太鼓とほら貝の音が境内に響くと神事が始まり、鬼たちが次々と登場。松明の炎を振りかざし、力強く舞う姿は圧巻で、この炎によって一年の災いを焼き尽くすとされています。

2026.1長田神社追儺式11途中、10歳前後の子どもが務める「太刀役」から鬼たちに太刀が渡され、「寄り来る凶事を切り捨てる」所作が行われるのも見どころの一つ。神楽や狂言を思わせるユーモラスな動きと、火の粉が舞う勇壮な光景が、境内を幻想的な空気に包みます。2026.1長田神社追儺式5神事の最後を飾るのが「餅割神事」です。拝殿に吊るされた3種類の餅を、餅割鬼と尻くじり鬼が斧や槌で割っていきます。中でも一年十二か月を象徴する「影の餅」は非常に硬く、何度も所作を繰り返しながら奮闘する様子が見どころ。最後に餅が割れると、新しい一年が清められたことを意味し、神事は締めくくられます。2026.1長田神社追儺式10長田神社の追儺式では、松明の灰をかぶることで厄除けになると言い伝えられています。松明の燃え残りを家の入り口に吊るす風習もあり、当日はお守りや厄除け餅、鬼面の絵馬なども授与されます。境内には「厄除けうどん」の出店も並び、節分らしいにぎわいを見せます。2026.1長田神社追儺式8長田神社古式追儺式は、長田の歴史そのもの。阪神・淡路大震災を経験したこの地にとって、今も続くこの神事は、復興と継承の象徴でもあります。今年の節分は、人々のために災いを祓ってくれる「善い鬼」に会いに、長田神社を訪れてみてはいかがでしょうか。約2万人が訪れる、炎に包まれた勇壮な神事の体感をお見逃しなく。

長田神社 節分祭・古式追儺式
・開催日:2026年2月3日(火)
・時間:節分祭 12:30〜/古式追儺式 13:30〜18:00頃

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