【神戸市兵庫区】歴史を守りながら、新しい進化を続ける源泉かけ流し「湊山温泉」は創業135年！兵庫区の秘境を初訪問

温泉宿ではなく、銭湯ともちょっと違う。源泉かけ流し「湊山温泉」は朝の5時からオープンしていることで有名な、明治時代から続く創業135年の老舗店なのです！

かつては廃業の危機に追い込まれたこともありましたが、いまでは地元の方はもちろん、全国の温泉ファンからも注目される人気の温泉施設。ご近所にありながら、今回が初訪問となりました。国道428号線西側の住宅が立ち並ぶ細い道を北側に進んでいくと…突如こちらが目に飛び込んできます。まさに兵庫区の秘境、温泉地の景色です。入口には「湊山温泉 おすそわけ源泉」があり、自由に持ち帰ることが出来るようです。またしてもどこかの温泉地に来たかのような光景に、ここが神戸市兵庫区であることを忘れてしまいそうになります。平清盛も湯治した温泉とも言われているのですが…その横に「超アヒル風呂」の案内が貼ってあるのが、とてもユニークです！前述の通り、かつて廃業の危機に見舞われた「湊山温泉」は、様々なイベントなどを試み続け、経営の回復に努められているそうです。ちなみに今回訪問した日は「わんにゃん風呂」だったため、浴槽にはたくさんのわんことにゃんこのビニール人形がならべられていました。また、お風呂の中で中秋の名月を愛でる仕掛け「月見風呂」も開催中でした。二階には温泉図書館「喫泉」があり、コミック・書籍が約7,000冊がそろえられています。利用料金はフリータイムで大人/600円、小学生/100円。さながら秘密基地のような室内で、思う存分ゴロゴロ。気が向いたら温泉に入って出ての繰り返しで、至福の時間を過ごせるのは言わずもがなですね！

お風呂は38度・40度・43度・46度そして加温していない源泉26度の浴槽があります。蛇口からは常に源泉が出ていてるため、ひたひたの湯量がとても贅沢。スタッフの方にお話を伺ったところ、毎日お湯をすべて抜いて清掃しているため、塩素などは一切入っていないとのこと。また浴室の床や壁が茶色くなっているのは、温泉の成分(鉄)の影響なんだとか。床や浴槽の側面が、ところどころ地層のような模様になっています。ほんのり鉄のにおいが感じられるお湯は、体の芯から温めてくれました。

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