【神戸市長田区】絶品!長田で静かなブームを起こしていた母直伝、本場南ベトナム料理店『サイゴンチュンハイ』さんが移転と共にバージョンアップ!?
(サイゴンチュンハイさん移転前店舗)
技能実習生や留学生などベトナム人住民が多い神戸市長田区。
2020年4月6日、倉庫や靴工場が立ち並ぶ菅原通の一角に、約6畳の小さなベトナム料理店がオープンしました。
ベトナム戦争後の混乱から逃れ、来日した両親をもつ店主の石田長海(いしだながうみ)さんは、「母直伝」の味を広めようと母親と二人三脚で営業を開始。
オープン当初はベトナムのサンドイッチ「バインミー」と「生春巻き」の2品のみ。
2品でも、ちまたで「うまい」と話題のお店になったそう。
2品からスタートしたメニューも、少しずつバージョンアップしていき、雑誌や各メディアに取り上げられ、瞬く間に人気店へ。
国籍を問わず長田区界隈で、ひそかな人気を集めていたようです。
そして、オープンから約1年を過ぎた2021年5月2日。
JR新長田駅からも近く、神戸市営地下鉄海岸線「駒ヶ林駅」から徒歩約2分という立地の良い場所へ、移転したようです。
『SAIGON Truong hai(サイゴンチュンハイ)』
店名の「SAIGON(サイゴン)」は母親の祖国南ベトナムの地名(現在のホーチミン)で『Truong hai(チュンハイ)』は長海さんのベトナム名だそうです。
母はベトナム戦時中、南ベトナムのサイゴンで生まれ育ったそう。
生活が貧しくて学校にも通えず、幼少期から料理を作り、裸足の生活をしながら料理を売り歩いていたそう。
20歳ごろ来日し、同じく難民として来日していた男性と結婚、長海さんが誕生。
母が作るベトナムの家庭料理は、神戸在住のベトナム人の間でも有名だったそう。
家計が苦しい生活を送りながらも、店を構えるのが夢だった母の思いを、昨年(2020年)実現できたそうです。
店名ひとつにしても、エピソードが盛りだくさんでした(^^)/
味ひとすじ。
スープひとつにしても、牛骨・鶏などから素材や調理法にこだわり、時間をかけて抽出。
もちろん、化学調味料は一切使いません。
また、バインミーに使用しているフランスパンは、新長田で有名なベーカリー『ホルス』さんと共同開発した『サイゴンチュンハイ』さん限定、オリジナルフランスパンだそう。
何度も何度も、試行錯誤を重ね開発したようです。
6畳の小さなテイクアウト店では、「イートインがあれば…」という声や、駅からも離れた場所であった為、「もうすこし駅近なら…」との声が多かったそう。
お客様の要望にお応えし、新店舗では客席を完備。
母直伝の確かな味を、出来たてで提供することができるようになったようです。
オープン前夜、新しい移転先にて商売繁盛を願う、ベトナムの儀式をしていました。
オープン当日、開店と同時にたくさんのお客様が来店、常時賑わいをみせていました。
手間暇かけた自家製スープが自慢の「牛肉のフォー」。
別皿の「香草セット」も用意。
自慢の揚げ春巻きをトッピングした「揚げ春巻きのまぜそば」。
もちろん定番の「バインミー」もあります。
こちらがメニューですが、親子二人三脚の為、まずは商品数を限定してオープン。
今後は従来のメニューや、新作も登場予定のようです。
常に進化をしていく、『SAIGON Truong hai(サイゴンチュンハイ)』。
店主の長海さんは「母直伝の南ベトナムの家庭料理を、たくさんの方に食べて頂きたい」と話していました。
さらなる進化が楽しみですね(^^♪
「南ベトナムの家庭料理」のお店『SAIGON Truong hai(サイゴンチュンハイ)』さんの場所はこちら