【神戸市】畑から直送！家族で育てた無農薬野菜を味わう「いたぎ家」〜東門街に灯るあたたかな野菜居酒屋〜

神戸の中心地、東門街の一角に、やさしい光をともすお店「野菜居酒屋 いたぎ家」があります。木の扉を開けると、炊き立てごはんの香りと、湯気の向こうに笑顔が広がる温かな空間。店を営むのは兄・板木平将人さんと弟・匠さん。ふたりの手で調理から接客までを行い、和歌山県・龍神町で野菜を育てる母、そしてホームページを担当する長男も加わる“家族チーム”でお店を支えています。
毎週日・月・火は龍神町の畑に立ち、無農薬で野菜を栽培。水曜から土曜は神戸で、その野菜を料理に仕立てて提供します。「自分たちで作って、自分たちで届けたい」と語る将人さんの言葉どおり、採れたての野菜は生命力そのまま。旬の味をダイレクトに感じられる料理が並びます。看板メニューは「おまかせ10種名物料理」（1280円×人数）。その日の前菜・冷菜を10種類盛り合わせ、季節の野菜が主役として彩ります。ほかにも、鱧をエゴマの葉で包んだ揚げ物や、ゴーヤと赤玉ねぎの梅味噌ラザニア、落花生の炊き込みご飯など、創意あふれる品が並びます。滋賀の地酒や、自家製の青柚子・山椒を漬け込んだサワーも人気。野菜料理と寄り添うように、やさしい余韻を残してくれます。カウンター8席、テーブル2卓の小さなお店には、家族のぬくもりが息づいています。おひとりでも気軽に立ち寄れ、食べるほどに心がほどけるようです。神戸の真ん中で、自然と人の温かさを感じられる「いたぎ家」。今日も畑の恵みが、やさしい笑顔とともに届けられています。

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