【神戸市長田区】放課後の居場所に。子どもたちが集まる駄菓子屋「だがしや だいなそお」
放課後になると、子どもたちが自然と集まってくる場所があります。それが長田区三番町にある駄菓子屋「だがしや だいなそお」です。
オーナーの稲見さんが、退職を機にこの場所を始めたのは、コロナ禍がきっかけでした。「学校から帰ってきた子どもたちを迎えられるような働き方をしたかった」そうです。
そこで自宅で何かできないかと考えたことからスタート。それが今では、地域の子どもたちが気軽に立ち寄れる場所へと広がっています。
このエリアは小学校も多く、放課後になると子どもたちが次々と訪れます。
店内には、色とりどりの駄菓子がずらりと並びます。価格も手に取りやすく、子どもたちは思い思いにお菓子を選んでいくそうです。
取材中も、子どもたちが入れ替わり訪れ、店内は自然とにぎやかな空気に。その表情はとても楽しそうで、駄菓子を選ぶ時間の特別さを感じます。
須磨区から訪れていた親子にもお話を伺うと、「昔は近所に駄菓子屋さんがあったけれど、今はなくなってしまいました…」とのこと。
スーパーでも買えるけれど、”駄菓子屋で選ぶ”という体験はやはり少し違う—そんな言葉が印象に残りました。
購入した駄菓子は、店の前に用意された椅子で食べることもできるそうです。友達同士で並んで食べる時間は、自然と会話が生まれるひととき。ここはただお菓子を買う場所ではなく、子どもたちにとっての”社交の場”にもなっているようです。

木村さんは黄色いトゥクトゥクで街を巡りながら、食をきっかけに地域のつながりを広げる活動「食のバトン」を続けています。
取材の日はイベントも開催されており、2階では黄色のトゥクトゥクのオーナー・木村さんが淹れるコーヒーの提供もありました。

イベント時のみ二階OPEN
子どもだけでなく大人も集まり、どこかで人と人がつながっていく—そんな空気が広がっていました。

あの頃の気持ちを思い出しながら選んでみました
一方で、駄菓子を取り巻く環境は変化しています。メーカーの減少や価格の上昇など、続けていく難しさもあるそうです。それでもここには、確かに人が集まり、時間が流れています。変わりゆく時代の中でも、子どもたちが集まる風景は静かに続いているように感じられました。
「だがしや だいなそお」はこちら↓






