【神戸市】ナンパおことわり、出会いは日本酒限定で。阪急三宮高架下の隠れ家「スタンドクラシック」
阪急三宮駅西口から少しだけ東に進んだ高架下にあるお店「スタンドクラシック」。飲食店が立ち並ぶ界隈ですが、ひっそりしたお店の入り口をつい見逃してしまいそうです。
そろりと扉を開けると、昭和初期か大正時代にタイムスリップしたかのような空気が流れているではありませんか！
目の前には使い込まれた様子の少し急な階段がお出迎え。
ここ「スタンドクラシック」は、カウンター周り、テーブルともに椅子は置いておらず、スタンディングでお酒と料理を楽しむ、言わゆる立ち飲みスタイル。皆さまご存知の通り、三宮高架下にはたくさんの立ち飲み店があるのですが…「スタンドクラシック」には他のお店とは一線を画す大人の艶と粋、そして居心地の良さがあるようです。
お店の看板でもある日本酒は、二階の蔵から自分の好きな瓶を持って降りてきて、スタッフの方についでいただくシステム。階段をあがると、吹き抜けの中にクラシカルな照明やスピーカーが。上から覗き込んでみると、まさに大人の社交場といった風情です。
小さなドアの向こうが、日本酒を置いてある蔵、冷蔵庫となっています。
ずらりと並んだ日本酒は全国各地から集められているようで、よく見かける銘柄から、初めて見る一本まで所狭しと並べられています。時折聞こえてくる高架下特有の電車の音と振動をBGMに、お気に入りの一本を選ぶ時間は格別です。
有難いことに、瓶には丸い色シールが貼られており、値段もわかりやすくなっています。
選んだ瓶を席に持って戻り、升にこぼれるぐらいついでいただきました。
料理メニューもお酒と合いそうなものばかり。茹で落花生は少し強めの塩味が効いていて、まさに酒の肴といった具合です。
明太子とマヨネーズが入った卵焼きは火の入れ加減が絶妙です。
豚の角煮も濃いめの味付け、お箸で簡単に崩れるぐらい煮込まれています。
人気ののりすしは一個から注文可能。シャリが小さく、具が大きい。まさにお酒のあてにふさわしい巻きずしです。
今回の訪問は平日の19時ごろでしたが、多くのお客様が思い思いにお酒と料理を楽しんでいらっしゃるご様子でした。グループはもちろんおひとりさまのご来店も多いのは、こちらのお店の居心地が良い証なのではないでしょうか。
大人の艶と粋がコンセプトの「スタンドクラシック」。素敵な日本酒との出会いを求めて、クラシカルな扉をくぐってみてはいかがでしょうか。
ちなみに入口には「ナンパおことわり」の張り紙が。素敵な出会いは日本酒限定で！という事のようです。
「スタンドクラシック」はこちら↓
