【神戸市長田区】80年間守り継がれる伝統の味、冷麺なのに温かい。「元祖 平壌冷麺屋・本店」は家族の温かさを感じずにはいられないお店でした!
長田区細田庁の長田郵便局のちょうど道向かいにある「元祖 平壌冷麺・本店」。表に順番待ちの名前を書く用紙が用意されているのは、お昼時にはいつも待ち人が外に並んでいるから。この日はみぞれまで降り出し…神戸市内の3月としては珍しいほど寒い正午でした。何か温かいものでも食べようと並んだ「元祖 平壌冷麺・本店」。以前から行列を見かけて、気になっていたお店です。しばらく待って通された二階の店内はもちろん満席でした。席に着くと、まずはお冷と一緒に何やら温かそうな飲み物が出てきました。なんと、こちらは蕎麦湯!お蕎麦屋さん以外で蕎麦湯が出るなんてびっくりです!聞くところによると、こちらの冷麺には蕎麦粉が使用されているので、麺をゆでた際に出る蕎麦湯をまず最初にサービスとして出されているのだとか。なんとも嬉しいお心遣いです。おすすめを尋ねたところ「店の名前が平壌冷麵ですから」とのお答え。メニューには温麺もありましたが、まずはおすすめをいただくことにしました。サイズは三種類。写真は小サイズです。お店の方曰く、女性なら大(レギュラー)か小で。麺はコシがありながら、のど越しはとてもなめらかです。プラス独特の風味があるのは蕎麦粉が配合されているからでしょうか。するすると喉の奥に滑り込んでいくような感じです。かわいいイラストで、食べ方の指南書が置いてあります。「ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが始めたお店なんで…創業80年以上かな」と終始二階のホールを笑顔で取り仕切っていた店員さんが教えてくださいました。「ずっと親戚一同でお店をしているんです」とも。一階に降りると、現在の経営者でいらっしゃる張氏がちょうど麺を打っているところでした。その周りからはご家族の皆さんの息のあった掛け合いが聞こえてきて、心地よく温かい気持ちに。
お店を出ると、先ほどのどんより曇り空がうそのような晴天に。気持ちもお腹も満足です。次回は、サイズ大(レギュラー)で決まりです♪
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